市民葬・区民葬
市民葬・区民葬は、市民・区民サービスのひとつです。各市区町村自治体が葬儀社と協定を結び、低価格でできる簡素な葬儀のことを言います。
自治体によっては、自治体葬、規格葬とも呼ばれています。
市民葬・区民葬の利用基準
市民葬・区民葬は、利用するのに所得制限はありません。亡くなった方か喪主がその自治体に住んでいれば誰でも利用できます。(住民票の住所基準による)また、自治体から補助金が出るわけではなく、全国全ての自治体で行われているわけではありません。市民葬・区民葬は、自治体が施行を行うところもありますが、大抵は提携する一般の葬儀社が施行し、行う場所も公民館など公共の施設に限られることが多いようです。
市民葬・区民葬を利用したい場合は、市役所・区役所の窓口に死亡届を提出し、市民葬・区民葬をしたい旨を申し出る必要があります。
市民葬・区民葬の価格設定
各市区町村と葬儀社が取扱い契約を結び、規定に定めた範囲意外は、各葬儀社の設定価格となり各葬儀社によって異なります。
市民葬・区民葬は、昭和の初期から中期に取り扱われ、平成に入り価格の改定がされ設定された葬具・葬送の統一価格になっています。
通常、市民葬・区民葬は、祭壇や霊柩車、火葬料金などのセット料金となっていますが、自治体によって含まれるサービスは違っています。また、セット料金以外にも、遺体保存用のドライアイスや遺影写真、斎場やバスのチャーター代、精進落とし等の料理、返礼品、僧侶へのお布施などが必要となります。これらは別料金であり、葬儀社によって料金が異なります。
なお、市民葬・区民葬においては、基本的に葬儀の内容が定められています。内容を変更したい場合は別途料金が発生いたします。
市民葬・区民葬 葬具のパック料金内訳
・減額されている寝台車料金
・決められた白木の祭壇
・決められたお飾り
・減額された火葬費
・減額された骨壺一式
※各市区町村により異なります。詳細は、各市区町村にて参照をお願いします。
葬儀社選びのポイント
市民葬・区民葬取扱い葬儀社は、各市町村の一定条件をクリアしている葬儀社となります。クリアをしている取扱い葬儀社であっても信頼関係というのはとても大切なものです。葬儀社を選ぶ基準は、1、質問に対する返答が明確であること。2、必要な情報を提供してくれ、葬儀・葬送のイメージを提案してくれること。3、葬儀・葬送すべての見積を明確にし、書面作成と説明ができること。の三つがあげられます。
故人を送る大切な儀式です。市民葬・区民葬を選択したうえでも更には、適切な親切な葬儀社を選択することが大切です。最後のお見送りは、故人が望む、遺族が望む、最適な状態でお見送りをいたしましょう。