お葬式まめ事典

葬儀・葬式とは

葬儀とは、人の死を弔(とむら)うために行われる祭儀、葬制の一部です。歴史は長く、宗教が文明に発生する以前の旧石器時代から行われてきました。宗教的行為と言える葬儀は、各社会の風習を受け継ぎながら、現代社会に適した変化もしています。
葬儀の様式には、それを行う人たちの死生観、宗教観が深く関わり、宗教の違いがそのまま様式の違いになります。また、しきたり、風習は、長くからの歴史を持つものもあり、各地域の葬儀事情と宗教観を反映しています。
そして、なにより大切なことは、葬儀は故人のためだけではなく、残されたもののために行われるという意味合いも含まれています。残された人々が人の死をいかに心の中で受け止め、位置付け、そして処理をするか、これを行うための援助となる儀式が葬儀・葬式ということです。

葬儀の役割

1.社会的な処理
2.遺体の処理
3.霊の処理
4.悲嘆(ひたん)の処理

葬儀の原点

1.死者の尊厳を守ること
2.遺族の悲しみ(グリーフ)を大切にすること

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